薬膳な共生ライフ

自分にとっての身近な癒しを日記にしてます。身近な生き物との共生…薬膳であり、癒しであり。そして、生きる糧となる。

自分の臓物を生でみる日…その前後…その1

10月12日。

ーー入院9日目。術後二日目…

 

この日、色んな管に繋がれた自分は、お腹の傷もあり、ほとんど動くことができませんでした。

 

お腹の傷もヘソの上からかなり下まで切られて(斬られて)いて、包帯を巻くではなく、透明テープが貼られているだけでした。

流石に、まだ術後二日目ということもあり、無理に頑張ると血が滲んだりもした訳で…

 

中身がでたら怖い!

 

と、極力用心しつつ、ベッドの上段をあげてもらいバスタオルを間に挟んで座っていました。

貧血でクラクラしている状態でしたが、自分のなかでは一日も早く、愛犬の元に帰りたい一心で、

 

もうダメだ…

 

と、なるまでは横にならず頑張っていました。

 

そんななか、面談時間帯ではなかった午前中、ご近所さんがお見舞いにやって来ました。

 

「手術の日…

夜遅くに帰ってきたお母さんに会ってね…

手術だった。って聞いたから、これ」

 

動けない状態の自分の元に、お見舞い金をくるんで横に置いてくれました。

 

「受け取れませんよ。しかし、どうしてこの病室が判ったんですか?」

 

そう聞くと馴染みの看護婦さんから聞いた。

と答えてくれました。

ご近所さんも、自身がクローン病であったので、これから診察だから。

そう言って、慌ただしく病室から去っていきました。

 

結局…追ってお返しに行けるでもなく、ベッドで見送りました。

 

…このご近所さんは、それから先において亡くなりました。

 

 

そして、部屋に担当医の女医さんが様子を診にきたので、尿管を外してくれるようお願いしました。

自力でトイレに行きます。と…

 

個室でしたが、個室のトイレは使えない状況で、部屋から出てトイレに行かないといけませんでした。

しかし、術後初日から立ち上がっているのを看護婦さんから聞いてた先生は、尿管を外してくれました。

 

「トイレに行くときは、ブザーを鳴らして、必ず、看護婦さんに付き添いしてもらってください」

 

そう言われたのですが、その日担当の看護婦さんは…

ブザーを何度か鳴らしてみても…

一時間以上経過しても全く来ることもなく…

 

点滴も、放置…されました。

結局…自分で調節し、点滴を止めました。

 

いざ、看護婦さんが部屋にやって来て、点滴をすることになったときには…

 

ブザーの呼び出しに来れなかったことに対して(ブザーの音は確かに届いていたことが判明、それでも…)、

忙しくって…

と軽く詫びて…

 

3回、点滴の針を入れるのを失敗し、自分でこの日…頑張って着替えたパジャマまで濡らされ…汚されてしまい、再度自力で着替えるはめになりました。

 

この日担当の看護師さんは…

非常に…

とても残念な方でした…

 

ブザーも全く効力なく…

トイレを一時間以上我慢してましたが…結局、ひとり…自力で歩いて行くこととなりました。

 

もはや…

術後二日目で、看護婦さんの手は、

必要としなくなってました。

 

 

この日は、母が面談に来てくれました。

ご近所さんがお見舞いをくるんできたことを話し…

 

上澄みのお粥だけでしたが、

その日から、流動食の開始となりました。

 

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近所の竹林

 

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