抗がん剤 闘病と、その果てに。…その2
抗がん剤は、味覚を破壊し…
何を食べても灰を食べるようで…
以前の生活では、毎朝エスプレッソを…珈琲を淹れておりました。
大好きだった珈琲を…毎日飲むことがなくなり、大好きだったチョコレートも…
香りが、そして…
こんなにも油こいものだった?
…自分は、好きだったものさえ、受けつけられなくなりました。
抗がん剤を辞めて以降も、長いこと灰のような味覚が残り…正常な味覚を取り戻すのに…
チョコが以前のように美味しい。
そう思えるようになるには、2年ほどの年月が掛かりました。
抗がん剤治療の時期に、食べていた食べ物は、
あの灰のような味を思い出すから嫌…
若干…トラウマが残りました。
抗がん剤が抜けた後の…
その後の食生活さえも変わりました。
失ったもの。
ここまでは、本当に…序ノ口に過ぎません。
しかし、このまま先を連ねてしまうと、読み手の気分も滅入ることになるので、
ここで得たもの。
も記したいと思います。
まず最初に、
どんな状況に陥ったとしても、どんなに苦境に陥っているとしても、
ピンチもチャンスもいつも一緒に訪れている。
そのことを忘れずに、マイナスな思考に囚われ過ぎて、チャンス(希望)を見失わないよう、しっかり掴みとって欲しい。そう願います。
自分は、その時々に、大病をしたことで、色々と選び、掴みとってきました。
それは、
まず第一に、命。
そして第二に、信頼できる人。
第三に、自分を必要としている愛する生き物たち。
充分に素晴らしいもの。を得ています。
なので、この先に記していく失ったもの。…
自分は、既に素晴らしいもの。を得ているので、失ったもの。を読み進めて滅入ることがないよう、
いつもどんな状況でも、必ず救いがあって、選び取るのは自分だと忘れないで欲しいです。
参考になれば…
そういった意味で記していきます。
屋根の上のバジル君
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