薬膳な共生ライフ

自分にとっての身近な癒しを日記にしてます。身近な生き物との共生…薬膳であり、癒しであり。そして、生きる糧となる。

抗がん剤 闘病と、その果てに。…その6

休職していた間に、配属先を移され…

戦力外…居なくても構わない人材…

 

このときの気持ちは、

 

とても悔しく、悲しくって…

そして、辛かったのを…

 

これから先も、経験として忘れることはないかと思います。

 

ただ、過ぎたこの時を悔やんでも、精神(こころ)を病むだけです。

 

自分を傷つけるのは…自分の、

想いの刃(やいば)であることを、

自分は知ってます。

 

他人(ひと)は相手がどれだけ心に傷を負うか…そんな計りは持ち合わせておりません。

なぜなら、その人の考え方、受け取り方の違いは、個々に違うのだから。

 

配属先を移したことで、傷つけたとは思ってもいないはずで…

今ある自分自身の心の傷は、自分で抉ってしまったもの…

 

人生は苦行の連続で、修行の場なのだから、精神を鍛えないといけない…

そう強く思ったものでした。

 

 

復職して、間もない頃…

不動産屋からスマホ(携帯)に電話が入り、

 

「本日中に家を見に来て欲しい!

早くしないと逃してしまうから!!」

 

…午後に半休を願いでました。

 

その時、住んでいた借家の大家さんは、取り壊しの業者を既に手配していて、空き次第取り壊すから…と急かされていました。

 

復職後の…急なお休み申請で本当に申し訳なく思い、住んでいる家の立ち退きの理由を伝え半休を頂いたのですが、後日…

 

社会人としてどうなの?

 

別室に呼び出され、こちらの理解は結果として得られませんでした。

 

悲しかったですが、

 

仕事を優先して欲しい…

 

その気持ちも理解できました。

 

 

このとき…

不動産屋さんも休日まで待つことが出来ない、切迫した理由があったのです。

それも、他人(わたし)の為に…

 

紆余曲折は多々ありましたが…

 

その日休んだことに後悔はありません。

また不動産屋さんには、大変感謝しております。自分は、良い不動産屋さんに出会えました。

 

その日、その物件は…

いきなり価格が下がり、数人の希望者が一斉に出たのです。

当日即断した自分に購入権が来ました。

価格の値下げは、リフォーム後に二階の床が傾いていることに気づいたからで。

 

自分は、頭金を払い家賃を払うつもりでローンを希望してました。ですが、半年間働いてなかった自分に銀行のローン審査が降りるハズもなく…

全財産を叩き、一括購入するしか術はありませんでした。

 

この時も、自動車を一括購入してなかったのが幸いして、家を購入出来たのです。

 

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その後において…

収入源であった職も失ないました。

 

都内勤めを一年間、続けました。

けど…抗がん剤治療後の無理がたたり、都内のホテルに宿泊しながらの出社を幾度となく経験し、生活のため無理して働こうと頑張った結果は…

仕事にもミスが増え…

 

「もう身体が限界でしょ?

家に帰れない状態で、ホテルに宿泊して働いてるぐらいなんだから。

会社を辞めて休んだ方がいい。

今の状態では、能力不足とみなし雇うことはできない

働きたい意思があってもね。

企業は、慈善事業ではないのだからね

 

会社からクビを切られました。

 

会社都合で辞めさせられたので、失業手当はすぐに貰うことはできましたが…

 

自分は頑張りました。

なので自分だけは認めたいと思います。

愛犬の元に帰宅したくとも…仕事を優先するべく…会社を辞めさせられないように…

 

能力不足…慈善事業ではない。

あっさり、切り捨てられてしまいました。

 

よく話に聞いていた…

ガンの後に、仕事を失った。

自分にも同じことがおきました。

 

会社を失業した当時、既に45歳で…

流石にドクターストップが掛かり、休養が必要となりましたが…

大切な愛犬、愛猫のために、失業手当が切れる前に自分は仕事を見つけました。

 

今の職場は、前の給金の半分以下で、失業手当の金額よりもさらに安いパート職員です。

 

この年齢では正社員の仕事は難しく…

それでも、通勤は片道30分以内なので、今までよりも身体は楽です。

睡眠時間も取れるようになりました。

 

どんなに頑張って働いても、身体を壊せば全てを失います。実際に失いました。

 

全財産を家の購入に当ててしまったので、今は…貯蓄が一銭もありません。

 

給料も安いので、今後の貯金も難しい状況です。

それでも家を買っておいたからこそ、なんとかなってる訳で…

 

選択は間違ってなかったと断言できます。

 

自動車のローンも終わりました。

 

 

 

今振り返って…

 

2人の上司の発言は、あの場において、発してはいけない言葉でした。

(考え方は、人それぞれ。なので、自分の判断になりますが…)

 

確かに自分も限界で辞めさせられるのも仕方ない…そう認めております。

 

ですが、もしも…

相手を辞めさせるべく行動しなければならなくなった場合…

 

ものすごく、とても難しいと…思います…

ですが、どうか…

 

選んだ言葉が、

どれだけ人を追いつめるのか…

それを知ろうとしてから、

発して欲しく思います…

 

刃は常に本人が持っていたとしても、

その言葉は…本人の持つ刃を自分に向けさせるのに充分なのです。

 

打たれ弱いひとならば、間違いなく自分を追い詰めてしまいます。

 

自分には養うべく、大切な愛犬や愛猫がいたので心を支えられました。

 

 

昨日…

電車に飛び込み、自殺された方を母は見てしまいました。1メートル隣を歩いていたひとがいきなり飛び込んだと…

後日…従姉妹のことも記したいと思います。

 

もしも自分に刃を向けそうになったとき…自分だけが知ってる頑張りを…

自分だけは認めてあげてください。

 

救えるのは、自分自身なのです。

 

自分を大切に出来ない…

そんなひとは、生き物と接してみてください。きっと変われます。

 

自分がそんな人間なので。

 

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①絵画 犬

②絵画 フクロウ…不苦労ともいう

 

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