退院に向けての、カウントダウン!…その2
10月16日。
ーー入院13日目。術後六日目…
この日、午前中に採血があり…
ついに抜糸となりました。
とはいえ、実際には…
全ての糸が抜糸される訳ではなく、自然に溶けて消える糸はそのまま残されます。
ヘソの上から、先端が出ていた糸…
なくなるまでには、実質一年半、溶けずに残りました。
腹から出てくる度に、検診時や…自分でも…少しずつ切っていきました。
この日になって、ようやく…
職場から書類が届き、午前に、母が急ぎ届けてくれました。
気を効かせた総務課の担当者が、名前が似ていた他の病院に書類を送ってしまったそうで、出戻ってしまったのです。
そして、今度は自宅へ送ってくれたようです。
届けてもらったのは、高額医療費の限度額適用認定証の申請書類です。
退院に間に合うよう、限度額適用認定証が送られてこないと一時的にお金を立て替えることになるので、大慌てで必要事項を書き込みその日のうちに郵送しました。
午後、部屋の引越しがあり、元いた202号室、大部屋への移動となりました。
母は、この日の午後、二度目の訪問をしてくれて…
電車での往復に、大変申し訳なく思いました。
来なくても平気だったのに…
そう思ったのですが、
部屋の引越し(荷物の移動)以外にも、自分に聞かせたい報告があったようでした。
何年も音信不通だった父の妹の叔母が、昨夜…
「……元気?
……虫の知らせみたいなのを感じて…
電話しちゃたんだけど……」
あまりに久しぶりで恐縮してる様子で電話してきた叔母に、
母は…
「×××が、今入院している。ガンやってね…」
それを聞いて、凄く驚いて…
書類を病院に届けに来てくれた後、家に帰ると…
昨夜の電話を聞き、叔母がわざわざお見舞いを届けに来てくれていたのだ、と…
自動車で片道二時間半も掛かるのに…
すれ違わず良かった…
そう話してくれました。
その後、この日を境に、叔母は…
毎日電話を掛けてきます。
父は他界してるのですが、叔母は母がとても好きで、自分も母に話相手がいることがとても嬉しく、そしてありがたいです。
話は戻り、202号室…
同じ病室でも、今度は入口側の引越しで、光が届きにくく暗い場所でした。
10月17日。
ーー入院14日目。術後七日目…
窓際が空いたので、看護婦さんと清掃員の方が場所を移してくれました。
今度は明るくなり、同じ部屋でもかなり明るさが違いました。
この日も、母が着替えの交換(洗濯物の回収)に来てくれました。
千葉県の名産品、落花生。一袋100円にて購入です。
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