薬膳な共生ライフ

自分にとっての身近な癒しを日記にしてます。身近な生き物との共生…薬膳であり、癒しであり。そして、生きる糧となる。

手術…切腹された日と、その後のこと…その2

意識が戻ったとき、既に日が沈んでいたので、

母は、目を覚ました自分を待って、親戚の車で一緒に帰っていきました。

 

手術後は、ひとり部屋でした。

 

鼻からの呼吸器の管が、胃に入って空気を送っていて…

まともな会話が出来なかったものの…

 

《遅くなると危ないから、帰っていいよ…

…ありがとう…》

 

姉に伝えましたが、それでも長い間…

夜も遅くまで…

ずっと…側で、付き添ってくれました。

 

 

ーー呼吸器からの空気で…

お腹のなかが痛い…

 

腹を切腹されたことにより、高熱を発し吐き気が酷く…

汗が吹き出し、とにかく何よりも…

呼吸器からの空気が原因で、お腹が痛かった。

すっかり、血圧も下がってしまっていた…

 

姉が看護婦さんに伝えてくれて、その日の当直医がやってきました。

 

「とりあえず、吐き気止め打ちますね。

呼吸器は…麻酔が効いていて、自力での呼吸ができないからはずせないよ」

 

そう言われ、その苦しい呼吸器を…

翌日の朝…執刀医である女医さんが訪れた…10時までつけられたまま過ごしたのだ。

 

あまりの苦しさと痛みに…

一睡も眠ることなく、夜が明けるのがただひたすらに待ち遠しく…

時計を眺め時間の経過を…

なかなか進まない時計の針を…

時間が過ぎ去るのを待っていたことを…

忘れることはありません。

 

熱で朦朧としながら…

姉の帰宅を見送り、自分の状況を把握しておりました。

足はマッサージ器により一晩中揉まれていて…

お腹に直接空気を入れられている痛みで、意識は覚醒し、

 

自力で呼吸できるのに…

苦しい…!痛い…!!

…はずして欲しい!!!

 

そう切に願ってました。

 

苦しさで首を横にしたとき…

呼吸器が…何かにあたり、鼻からの管がずれ、鼻に傷をつけました。

 

その傷は…

6年経った今でも残っています。

 

夜半…あまりにも酷い吐き気と呼吸器によるお腹の痛みで、ブザーを鳴らし看護婦さんを呼びました。

看護婦さんは、この日の当直医を呼び、当直医は…

 

「ごめんね…苦しいよね…

けども…吐き気止めも薬も…

これ以上は無理なんだ!!

 

もはや、手の施しようが、何もないんだ!!」

 

と、言って逃げるように去って行きました。看護婦さんは、先生!!っと言い、追いかけて行きました。

 

…が、しかも…

閉められたドアの外から、

 

今夜が峠だ…

 

物騒なことを看護婦さんに言っていました。

 

 

…しっかり、聞こえてました…

 

………先生(当直医)、絶対…

おそらく…言葉の選び方…

間違ってます……

しかも、患者見捨ててませんか?…

 

手の施しようがないんだ!!

 

そう言って去って行った当直医さんとは、その後…

会うことはなかったですが、忘れてはおりません……

 

…怒ってもないのだけど…

ただ…ひたすらに…

言葉のインパクトがありました。

 

f:id:suguru-K:20181113190324j:image

南房総市白浜町白浜

 

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

 

過去記事  リスト