薬膳な共生ライフ

自分にとっての身近な癒しを日記にしてます。身近な生き物との共生…薬膳であり、癒しであり。そして、生きる糧となる。

電車に身投げをしてしまった従姉妹のこと。…その3

従姉妹は…

母親が溺愛する娘でした。

気立てが良く、自慢の娘…

妹よりも姉の方を常に自慢していた…

そう他の親族から聞きました。

 

見合いは、先方にすごく気に入られ…

“自分の子として育てるから、是非!”

 

従姉妹は、自分の気持ちよりも子どもの父親を…優先したと聞きます。

 

周りも、相手に是非!と言ってもらえるのだから、

“大事にしてもらえる”

“きっと幸せになれるはず!”

そう勧められ、そう信じて、嫁いで行ったそうです。

 

新しい父親は、実の子でない娘を溺愛してくれました。

また、彼女を凄く大事にしてくれたと聞いております。

 

ただ…問題がありました。

相手に申し訳ない。その思いと、新しい生活が…

彼女の世界から掛け離れてしまった世界であった為…

従姉妹は、限界を迎えてしまったのです。

 

彼女の語学力を活かすことが出来ない世界…

昔からのしきたりを重視された世界に入り、慣れない生活に苦しんだようです。

それが一般家庭に嫁いでいたのなら、結果は…違ったかもしれません。

 

 

祖父母は、彼女たちに教育しておりませんでした。

前回、まだ幼かったから…そう記載しましたが、後になって…

大人の事情が絡んでいたと、叔母から教えていただきました。

これらのことは、ごく最近になって…聞かされたのです。

 

祖父母は、歳の近い自分たちを当て馬とすることで、従姉妹たちに、遠回しな教育を施していたそうです。

 

けども…

従姉妹たちは気づきもせず、全く伝わらずに…甘やかされて育ってしまった…と教えてくれました。

 

理由は、従姉妹の父親にありました。

酒グセが悪く、酒乱で…暴力を振るう為、孫を注意して機嫌を損ねたら…

後で娘が暴力を振るわれるかもしれない…

それを怖れ、歳の近い自分たち姉妹が当て馬にされたのだと聞かされました。

 

 

自分は…

時代にそぐわない教育を受けました。

これらは、自分よりも従姉妹に必要なものだったと…そう思いました。

 

彼女が嫁いだ先は、古いしきたりに縛られた世界でした。

それでも嫁いだ先の旦那さんは、従姉妹を大切にしてくれて、実の子でない娘にも愛情を注いでくれてたと聞きます。

 

限界を迎え、別れを切り出した従姉妹に…

 

「君も子どもも待ってるから。いつでも戻っておいで」

 

そう声を掛けて別れたのだと言います。

 

そう、従姉妹は娘を連れてその家を出たのです。

 

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