S状結腸ガンで入院した日…けどもそれだけでなく…その3
10月5日。
ーー入院2日目。
点滴は、アミノフリードT、ソルデム3A…
何故か両方の腕に点滴をされ…
トイレに行けない…と、困ってしまいました…
手術までの間、職場には毎日連絡を入れることが義務づけられていました。
見舞いに通ってたガンの知人には、しばらく見舞いにはいけない旨をメールし、また友人にもメールをいれました。
休職するため、職場に提出しないといけない診断書は、内科から消化器外科に移り、検査も出揃っていないため、その日も宙ぶらりんのままでありました。
手術の日までやることが山積みで、
ベッドで昼寝。…とか、
読書を楽しむ。…とか、
そんな時間は全くない、働いている時と変わらない忙しさで日々過ぎました。
そして、その日のMRIの造影剤検査で他にも病床が発見されたのです。
一般の患者の診察が終わった頃…
婦人科にて検診を受けることになり、
夕方…母が着替えを持ってきたのと、婦人科での説明が控えていることもあり、一緒に話を聞くことになりました。
合間に、内科から外科病室である、
4階3A病棟202号室に引っ越しして、
婦人科では、子宮筋腫と診断されました…
ガンと被る位置で…
腸を圧迫し、子宮もまたそれ自体が問題で、摘出を余儀なくされ、明日も検査と説明を受けることになったのでした。
婦人科の担当医も女医さんで、この方が二人目の執刀医になりました。
母は、遅く…
夜に帰路につくこととなり、とても申し訳なく思ったもので、
家に着くまでが心配で、その間休憩場にてひとり時間を潰しました。
病院の休憩場から夜の景色を眺め、コンビニの光を見つめておりました。
…帰宅する時間を見計らって、無事着いたかを確認する電話を入れ、
その日…先生に許可を得て口にしたのは、珈琲とココアでした。
ーー病院の消灯時間を過ぎた夜20時半以降に、
消化器外科の事務所に呼ばれ、執刀医である女医の先生から説明をひとり受けました。
朝早くから、こんなに遅くまで…
感心したのを今でも覚えております。
手術日は、10月10日。
家族への説明は、10月9日。
手術前に、癒着を減らす意味で、《インパクト》という不味い食事(液体)を明日から開始するとのことでした。
自分が貧血の底地であり、本来なら輸血が必要な状態にいること。
普通に生活してられる状態ではない、とのこと。
造血剤を沢山処方され、
猶予はないとのことで、
手術は体力勝負!…
空きがない手術の予定を無理矢理、10日にねじ込んでくれたのでした。
千葉市南生実町にて
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